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仕事の動作で右肩から背中が痛む|腕・肩甲骨・胸郭を分けて確認した例
仕事で腕を上げたり物を持ったりする特定の動作で、右肩から背中に痛みが出るため、「仕事中の動きを少しでも楽にしたい」と来店されたCさん(仮名)の例です。夜間に強く痛むことはないものの、腕の角度によって引っかかりを感じていました。 施術前に確認したこと 自分の力で腕を上げた時と、施術者が支えて上げた時の違いを比べました。肘の曲げ伸ばし、肩の内外への回転、鎖骨の位置、肩甲骨と肋骨の動き、どの角度で痛みや引っかかりが出るかも確認しました。 健常者を対象にした三次元動作解析では、胸椎の姿勢によって腕上げ中の肩甲骨の動きが変わることが報告されています。ただし、姿勢だけで肩の痛みの原因を説明できるわけではありません。 図1 腕を上げる時に確認したポイント 出典:該当施術音声を基に匿名化して作成。参考:Yabata & Fukui, J Phys Ther Sci. 2022;34:478–482. PMID: 35784607。 図は腕、肩甲骨・胸郭、仕事動作を分けて確認した流れです。研究は少人数の健常男性を対象としており、痛みのある人への効果を直接示すもので
9月30日


デスクワークで首・肩・腰が重い|首だけに絞らず確認した施術例
デスクワークの後に首・肩・腰が重く、首を動かすと音がすることも気になり、「仕事中も動きやすい状態にしたい」と来店されたBさん(仮名)の例です。 今回のお悩み 首の動かしにくさに加えて、肩の前側と腰にも張りを感じていました。首の音だけで異常の有無を判断することはできないため、痛みの出方と動きの左右差を中心に確認しました。 施術前に確認したこと 左右を向く動き、軽くあごを引く動き、腕を上げる時の肩と胸の動き、前屈と反らす動きを確認しました。座って体を回す時に、体重が片側へ逃げすぎないか、背もたれを使うと呼吸や首の力みが変わるかも比べました。 慢性的な首の痛みがある人を対象とした研究では、首の深い位置にある筋肉を使う練習によって、その筋肉の働き方に変化が見られました。ただし、研究の結果がすべての人に同じように当てはまるわけではありません。 図1 デスクワーク時の首・肩を確認する3つの視点 出典:該当施術音声を基に匿名化して作成。参考:Jull et al., Man Ther. 2009;14:696–701. PMID: 19632880。...
9月29日


長く座った後にお尻の奥が痛む|股関節と骨盤の動きを確認した施術例
長時間座った後に、お尻の下から股関節、腰にかけてつらさが出ることに悩み、「移動やデスクワークを少しでも楽にしたい」と来店されたAさん(仮名)の例です。以前から気になっていた部分が、長く座る機会のあとに強く感じられるようになったとのことでした。 今回のお悩み 前にかがむ動作や座り続けた後に、お尻の下の骨に近い部分と腰まわりが気になる状態でした。痛む場所だけを見て原因を決めつけず、どの姿勢と動作で負担が増えるかを一緒に確認しました。 施術前に確認したこと 立った状態で前にかがむ・反らす動き、股関節を曲げる・回す動き、左右のお尻への体重のかかり方を確認しました。さらに、うつ伏せ・横向き・四つ這いで、坐骨の近く、太ももの裏、内もも、お尻の境目にどのような張りや押した時の反応があるかを比べました。 長く座る人の腰痛を対象に、座り続ける時間を減らす取り組みを調べた小規模な無作為化試験があります。ただし、座ることだけが痛みの原因とは限らず、個人差も大きいため、姿勢と動作をまとめて見る必要があります。 図1 長く座った後のお尻・腰を確認する流れ...
9月28日


腰は楽になったのに背中が張る|ゴルフの回旋を股関節・体幹から確認した例
腰の調子は上向いたのに、練習後は背中が張る Gさん(仮名)は、以前気になっていた腰の状態は少し落ち着いてきたものの、運動後に背中、特に左上と右下に張りを感じるようになりご予約されました。動きを小さくして楽にするだけでなく、体を回す動作を無理なく行いたいというご希望でした。 立位・座位で、回り方の左右差を確認 前屈、左右のひねり、体を横へ倒す動きを確認しました。骨盤を起こした状態で腕を上げる動き、横向きで脚を後ろへ引く動きも行い、腰だけが先に反らないか、股関節と体幹が一緒に動くかを見ました。 実際のスイングに近い姿勢では、右へ回る時と左へ回る時で骨盤の移動と体重の乗り方が異なりました。左右が完全に同じである必要はありませんが、張りが出る方向と動き方が重なるかを確認することが大切です。 施術者が行ったこと 背中から腰の筋肉を、背骨に近い部分と少し外側の部分に分けて触れ、張り方の違いを確認しながら施術しました。続いて、骨盤を安定させて呼吸しながら腕を上げる運動、股関節から脚を後ろへ引く運動を行いました。 最後は立位で体重移動を加えた回旋を練習し、肩や腰
9月26日


夜にふくらはぎがつる・張る|足首と歩く時の力のつながりを見直した例
ふくらはぎの張りは減ったものの、夜のつりが気になる Fさん(仮名)は、以前から続いていたふくらはぎの張りが少し楽になった一方、夜にふくらはぎがピクつく・つるような感覚があり、腰の張りも気になってご予約されました。運動を楽しみながら、足から体幹までの使い方を整えたいというご希望でした。 足首だけでなく、足の指・お尻・腰の順番を確認 足首の動き、ふくらはぎの硬さ、足の指に力が入りすぎていないかを確認しました。次に、横向きで脚を後ろへ引く動きを行い、腰を反らせたり体全体を回したりせず、お尻から動けるかを見ました。 歩く・踏み込む動きでは、足裏、ふくらはぎ、もも裏、お尻、体幹が順番に協力します。どこか一つだけを原因と決めるのではなく、動作全体で負担が偏っていないかを確認しています。 施術者が行ったこと 足首とふくらはぎの張りを確認し、刺激が強くなりすぎない範囲で施術しました。その後、横向きで脚を後ろへ引く練習を反復し、お腹を前へ突き出さず、お尻と反対側の体幹がつながる動きを誘導しました。首・肩の硬さについても、上を向く、体をひねる動きを確認しながら調整し
9月25日


急な腰痛で靴下が履きにくい|痛みを避けながら動作を組み立て直した例
急な腰痛で、靴下や靴を履く動作が難しい Eさん(仮名)は、急に腰が痛くなり、前かがみで靴下や靴を履くことも難しくなってご予約されました。最近始めた筋力トレーニングの後から違和感が増え、寝返りや立ち上がりにも不安がありました。 痛む場所だけでなく、「どの動作のどこで痛むか」を確認 まず座ったまま首や体を小さく動かし、前にかがむ、左右へ体重を移す、体をひねる動作を確認しました。さらに、立つ・座る・歩く・寝返る・脚を上げる動きを試し、腰を反る時、股関節を曲げる時、体重を片側へ移す時の違いを見ました。 音声では断定的な病名の説明もありましたが、記事では採用しません。診察や画像検査なしに「骨がずれた」「関節の捻挫」と断定することはできないためです。 施術者が行ったこと 最初は座位で、痛みが増えない方向へ小さく体を動かし、前屈や体重移動を少しずつ再確認しました。横向きではお尻、背中、腰の張りを確認しながら施術し、股関節を使いやすくする動きを組み合わせました。 その後、四つんばいで片脚をゆっくり後ろへ伸ばす練習を行い、腰を大きく反らさず、お尻と体幹を使える範囲
9月24日
座るとお尻が痛い、歩くと楽|「坐骨神経痛」と決めつけず確認した施術例
座っている時だけ、お尻まわりが痛くなる Dさん(仮名)は、電車や仕事などで座る時間が続くとお尻のあたりが痛み、「坐骨神経痛かもしれない」と不安を感じてご予約されました。しびれはなく、歩いている時は比較的楽とのことでした。以前に急な腰痛を経験したこともあり、腰への心配が残っていました。 症状名を決める前に、動きと感じ方を確認 立った状態で前屈・後屈・ひねりを行い、次に足首、股関節、骨盤、肩、首の動きを左右で比べました。股関節を内側へ回す動きは左が小さく、座る姿勢に関わるお尻周囲にも強い張りがありました。呼吸では胸や肩が動きやすく、首まわりに力が入りやすい様子でした。 お尻の痛みだけで坐骨神経痛と判断することはできません。筋肉、関節、神経など複数の可能性があり、しびれの有無や姿勢による変化を含めて確認する必要があります。 施術者が行ったこと ゆっくり息を吐く練習から始め、首や肩が力みすぎない呼吸を試しました。その後、胸・肩、お尻、骨盤周囲、もも裏を、症状が広がらないか確認しながら施術しました。股関節を小さく回す動きも組み合わせ、お尻周囲が動く時の抵抗
9月23日
足を滑らせてふくらはぎに違和感|足首・荷重・全身の連動を確認した施術例
足を滑らせた後から、ふくらはぎが気になる Cさん(仮名)は、体の調子が上向いてきたと感じていた時期に足を滑らせ、ふくらはぎに引っ張られるような違和感が出たためご予約されました。もともと肩や肘、腰、膝なども動かしにくさがあり、運動を続けるうえで全身を確認したいという状況でした。 最初に、急なケガとして見逃せない変化がないか確認 ふくらはぎの痛む場所、足首を動かした時の反応、体重をかけた時の違和感を確認しました。さらに、かかとを上げる動き、しゃがむ動き、左右への体重移動を行い、足首の動きとふくらはぎの負担がどう変わるかを比べました。 音声内では画像も補助的に確認していますが、画像だけで損傷の有無を断定することはできません。腫れや内出血が増える、体重をかけられない、痛みが急に強くなる場合は、運動を中止して医療機関での評価が必要です。 施術者が行ったこと 足首とかかと周囲を小さく動かし、ふくらはぎの緊張が強い部分には圧を確認しながら施術しました。その後、呼吸、股関節、肩甲骨、肘、親指の動きも順に確認しました。運動では一部位だけでなく、足で受けた力が骨盤・
9月22日
前回は楽だったのに背中がまた張る|状態の変化に合わせて施術の角度を調整した例
前回の施術後は楽だったものの、背中の張りが戻ってきた Bさん(仮名)は、前回の施術後に体が軽く感じられた一方、日常生活を送るうちに背中から腰にかけて、特に右側の張りが再び気になるようになりご予約されました。予定していた運動を無理なく楽しめるよう、体の状態を整えたいというご希望でした。 同じ場所でも、前回と同じ施術を繰り返すとは限りません うつ伏せで背中から腰の筋肉を触れながら、張りの強い位置と左右差を確認しました。表面だけでなく、背骨の少し外側で張りを感じる部分について、押す方向や体への当て方を変えると反応が異なることも確認しました。 張っている場所がそのまま原因とは限りません。疲労、姿勢、活動量などでも感じ方は変わるため、「前回効いた場所だから」と決めつけず、その日の反応を手がかりにします。 施術者が行ったこと 背中から腰にかけて、Bさんが感じる圧を確認しながら手の角度と深さを細かく調整しました。左右を同じ強さで一律に押すのではなく、右側に残っていた張りには角度を変えて働きかけ、周囲の筋肉が過度に力まない範囲で進めました。 施術の途中と最後に、
9月21日

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