座るとお尻が痛い、歩くと楽|「坐骨神経痛」と決めつけず確認した施術例
座っている時だけ、お尻まわりが痛くなる
Dさん(仮名)は、電車や仕事などで座る時間が続くとお尻のあたりが痛み、「坐骨神経痛かもしれない」と不安を感じてご予約されました。しびれはなく、歩いている時は比較的楽とのことでした。以前に急な腰痛を経験したこともあり、腰への心配が残っていました。
症状名を決める前に、動きと感じ方を確認
立った状態で前屈・後屈・ひねりを行い、次に足首、股関節、骨盤、肩、首の動きを左右で比べました。股関節を内側へ回す動きは左が小さく、座る姿勢に関わるお尻周囲にも強い張りがありました。呼吸では胸や肩が動きやすく、首まわりに力が入りやすい様子でした。
お尻の痛みだけで坐骨神経痛と判断することはできません。筋肉、関節、神経など複数の可能性があり、しびれの有無や姿勢による変化を含めて確認する必要があります。
施術者が行ったこと
ゆっくり息を吐く練習から始め、首や肩が力みすぎない呼吸を試しました。その後、胸・肩、お尻、骨盤周囲、もも裏を、症状が広がらないか確認しながら施術しました。股関節を小さく回す動きも組み合わせ、お尻周囲が動く時の抵抗感を確認しました。
自宅では、ボールを使ってお尻を強く押し続けるのではなく、痛みやしびれが増えない範囲で短時間から行う方法をお伝えしました。座りっぱなしを避け、可能なら途中で立つ・少し歩くことも一つの選択肢です。
受診を急いだ方がよいサイン
脚の力が急に入りにくい、しびれが広がる、排尿・排便の異常、会陰部の感覚低下、発熱や外傷後の強い痛みがある場合は、整体より先に医療機関へご相談ください。
同じようなお悩みはご相談ください
座るとお尻が痛い、歩くと少し楽になる、自己判断で「坐骨神経痛なのでは」と不安な方は、症状を決めつけず動作から一緒に確認します。
ご予約・お問い合わせ:https://www.mutsucareroom.com
参考文献
1. Park JH, et al. Effects of Prolonged Sitting with Slumped Posture on Trunk Muscular Fatigue in Adolescents with and without Chronic Lower Back Pain. Medicina (Kaunas). 2020;57(1):3. PMID: 33374520. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33374520/




