夜にふくらはぎがつる・張る|足首と歩く時の力のつながりを見直した例
ふくらはぎの張りは減ったものの、夜のつりが気になる
Fさん(仮名)は、以前から続いていたふくらはぎの張りが少し楽になった一方、夜にふくらはぎがピクつく・つるような感覚があり、腰の張りも気になってご予約されました。運動を楽しみながら、足から体幹までの使い方を整えたいというご希望でした。
足首だけでなく、足の指・お尻・腰の順番を確認
足首の動き、ふくらはぎの硬さ、足の指に力が入りすぎていないかを確認しました。次に、横向きで脚を後ろへ引く動きを行い、腰を反らせたり体全体を回したりせず、お尻から動けるかを見ました。
歩く・踏み込む動きでは、足裏、ふくらはぎ、もも裏、お尻、体幹が順番に協力します。どこか一つだけを原因と決めるのではなく、動作全体で負担が偏っていないかを確認しています。
施術者が行ったこと
足首とふくらはぎの張りを確認し、刺激が強くなりすぎない範囲で施術しました。その後、横向きで脚を後ろへ引く練習を反復し、お腹を前へ突き出さず、お尻と反対側の体幹がつながる動きを誘導しました。首・肩の硬さについても、上を向く、体をひねる動きを確認しながら調整しました。
自宅では、以前から使っていたボールで強く押し続けるのではなく、気持ちよく動かせる範囲で短時間行い、翌日の張りやつり方を記録するようお伝えしました。
夜間のこむら返りは、原因を一つに決められません
米国の大規模調査では、軽い夜間の脚のけいれんを報告した成人は24〜25%、月5回を超える頻度は6%でした。年齢、睡眠の問題、複数の健康状態との関連がみられましたが、横断調査のため原因と結果は分かりません。
図1・米国成人が報告した夜間の脚のけいれん頻度

図は米国の代表調査における自己申告の割合です。「軽い」が24〜25%、「月5回超」が6%でした。診断率ではなく、Fさん個人の原因を示すものでもありません。出典:Grandner MA, Winkelman JW. PLoS One. 2017;12:e0178465. PMID: 28586374.
片側だけ頻繁に起こる、腫れ・赤み・熱感がある、筋力低下やしびれを伴う、薬の変更後から増えた場合は医療機関へご相談ください。
同じようなお悩みはご相談ください
夜にふくらはぎがつる、足首が硬い、歩くと足や腰の一部だけ疲れる方は、足先から体幹までの動きを一緒に確認します。
ご予約・お問い合わせ:https://www.mutsucareroom.com
参考文献
1. Grandner MA, Winkelman JW. Nocturnal leg cramps: Prevalence and associations with demographics, sleep disturbance symptoms, medical conditions, and cardiometabolic risk factors. PLoS One. 2017;12(6):e0178465. PMID: 28586374. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28586374/




