足の痛みで前かがみになりやすい|足首・骨盤・体幹の動きを確認した施術例
予約のきっかけ・これまでの経緯
Aさん(仮名)は、足の痛みをかばううちに前かがみになり、歩くときのふらつきや転倒への不安が気になっていました。前回は医療機関での対応後に足を使いやすく感じた場面もありましたが、今回は足の張りに加えて、首や肩のこわばりも相談されました。
今回のお悩み
一番困っていたのは、足が痛むと体を前へ倒して歩きやすくなり、自分ではまっすぐにしているつもりでも姿勢を保ちにくいことです。痛みを避けようとする動きが続くと、足だけでなく骨盤や体幹の動かし方も変わりやすいため、全身を順に確認しました。
施術前に確認したこと
すねの筋肉の張り、足首を伸ばせる範囲、体の横側の硬さ、首を動かしたときの痛みを確認しました。さらに、足を伸ばして座った姿勢で骨盤を起こせるか、その姿勢を保ったまま左右へ体をひねれるかを見ました。
実際に行った施術とその狙い
まず、足・体の横側・背中・首まわりへ、力を抜きながら動きを受け入れられる範囲で働きかけました。首では顎を引いて力むのではなく、頭の重さを預けながら無理なく動かすことを確認しました。その後、長座の姿勢で骨盤を起こし、両腕を横へ広げ、息を吐きながら左右へ体をひねる練習を行いました。足で踏ん張るだけでなく、骨盤の上で体幹を動かす感覚につなげることが狙いです。
施術後に確認したこと・セルフケア
座った姿勢を作り直すと、骨盤を起こした状態で左右へひねる練習を続けられました。音声内では歩行の変化を数値で測定していないため、歩きやすさや転倒リスクが改善したとは断定していません。自宅でも痛みを我慢せず、安定した場所で同じ姿勢を少ない回数から確認するようお伝えしました。
歩行練習について分かっていること
高齢者を対象とした無作為化比較試験では、課題を組み合わせたバランス練習によって歩行中のバランス指標が変化しました。ただし、研究の参加者・練習内容はAさんと同じではなく、今回の施術結果を証明するものではありません。
図1・足の痛みがあるときに確認した流れ

図は、今回の音声で確認できた「足首・すね→骨盤→体幹の回旋」という順序を整理したものです。個人の測定値や治療効果を示す図ではありません。出典:当日の音声記録を基に作成。
まとめ
足の痛みがあるときは、痛む場所だけでなく、かばう姿勢や骨盤・体幹の動きも一緒に見ていくことがあります。今回は、足元を確認したうえで、座位で姿勢を作り直し、左右へひねる練習まで段階的に行いました。
同じようなお悩みの方へ
足の痛みをかばって前かがみになりやすい方、歩くときに体が左右へ揺れる感じが気になる方は、無理を重ねる前に一度ご相談・ご予約ください。
ご予約・お問い合わせ:https://www.mutsucareroom.com
参考文献
Silsupadol P, et al. Training-related changes in dual-task walking performance of elderly persons with balance impairment: a double-blind, randomized controlled trial. Gait Posture. 2009;29:634-639. PMID: 19201610. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19201610/




