top of page
Logo_MCR_01.png
ご予約はこちら

座り仕事でお尻から脚がつらい——神経症状を自己流で伸ばしすぎない

9月13日
読了時間: 3分

予約のきっかけ——座り仕事でお尻から脚の痛みが強くなった

Kさん(仮名)は前回より腰の硬さが気になり、長く座る仕事が続くと、お尻から太ももの付け根にかけてのつらさも強くなるため来店されました。自分で強く伸ばすと、かえって脚の症状が気になることがあり、安全な動かし方を確認したいというご相談でした。


坐骨神経痛という言葉は、お尻から脚に広がる痛みやしびれを表すために使われますが、原因は一つではありません。椎間板、脊柱管、神経周囲の組織などが関係することがあり、筋肉の硬さだけで説明できない場合があります。



神経を動かす運動の研究と限界

臨床的に坐骨神経痛と診断された28人を対象とした研究では、神経モビライゼーション、関節モビライゼーション、軟部組織手技を組み合わせた介入後に、痛みと腰部機能障害が改善しました。ただし対照群がないため、自然経過、他の手技、期待効果などを分けて評価できません。


図5・坐骨神経痛に対する複合介入前後の痛みと機能障害


図が示す内容と注意点:痛みの中央値は8から2、腰部機能障害は33.3%から15.6%へ変化しました。平均16回、約12週間の複合介入であり、神経ストレッチ単独の効果ではありません。対照群がないため因果関係は断定できません。出典:Almeida et al., J Man Manip Ther. 2019;27:208–214. PMID 30935325。



施術前に確認したこと

まず、痛みがお尻から脚のどこまで広がるか、左右で脚の力に差がないかを確認しました。続いて前屈、股関節の曲げ伸ばし、腰と背中の動きを見て、どの姿勢で脚の症状が増減するかを丁寧に比べました。



実際に行った施術とその狙い

腰、背中、お尻、股関節まわりを、脚の痛みが強くならない範囲でやさしく動かしました。その後、椅子に座って背中を少し丸めながら膝をゆっくり曲げ伸ばしする動きを、小さな範囲から練習しました。神経を強く引っ張るのではなく、症状を確認しながら滑らかに動かすことが狙いです。


神経系の運動は「強く伸ばすほど効く」ものではありません。症状が脚の先へ広がる、しびれが長く残る、翌日に悪化する場合は量が多すぎます。動かす幅や回数を減らすか中止してください。



早めに受診したいサイン

脚の力が急に落ちる、つまずきが増える、会陰部がしびれる、尿が出にくい・漏れる、便失禁がある場合は緊急の評価が必要です。発熱や強い夜間痛を伴う場合も医療機関へ相談してください。



まとめ

座り仕事に伴う脚の痛みやしびれは、自己流で強く伸ばす前に神経症状の評価が必要です。仕事中にできる小さな動きと、悪化サインの確認を組み合わせて進めましょう。



このようなお悩みがある方へ

座り仕事でお尻から脚がつらい、強く伸ばすと症状が増える、腰と脚のどちらをケアすればよいか分からない方は、症状が変化する動きを一緒に確認してみませんか。ご予約はこちらから受け付けています。




参考文献

1. Almeida RS, et al. Pragmatic neural tissue management improves short-term pain and disability in patients with sciatica: a single-arm clinical trial. J Man Manip Ther. 2019;27:208–214. PMID: 30935325. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30935325/

2. Lee JS, et al. The effect of lumbar stabilization and walking exercises on chronic low back pain: A randomized controlled trial. Medicine (Baltimore). 2019. PMID: 31261549. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31261549/

 
 
一覧に戻る
img_MCR_footer_contact.png

Contact

ご自身の症状について予約を迷っている方は、

ご希望の店舗のLINEからお気軽にご相談ください。

bottom of page