サッカー中にお尻が痛む|再発への不安に動作確認から対応した例
サッカー中にお尻の奥が痛くなり、「また練習中に痛くなるのでは」と不安を感じて来店されたGさん(仮名)の例です。前回より首や背中の張りは落ち着いていましたが、今回は競技中のお尻の痛みが気になっていました。
今回のお悩み
脚を動かした時と走った時に、お尻の一部へ痛みを感じていました。お尻を伸ばしても症状が同じように出なかったため、お尻の筋肉だけに原因を絞らず、股関節と骨盤まわりを確認しました。
施術前に確認したこと
仰向けで脚を上げる動き、股関節を曲げる・回す動き、うつ伏せで骨盤まわりと内ももの張りを確認しました。普段の座り方で片脚を立てる癖があることも分かったため、座位で左右の体重のかかり方も見ました。
サッカー選手を対象にしたクラスター無作為化試験では、準備運動と整理運動を組み合わせた運動プログラムで全体のけがが少なかったと報告されています。ただし、今回の痛みの原因や再発を直接予測する研究ではありません。
図1 サッカー中のお尻の痛みを確認する流れ

図は今回の評価と再確認の順序です。競技復帰の可否は、痛みだけでなく、走る・止まる・蹴る動作を段階的に確認して判断する必要があります。
実際に行った施術とその狙い
骨盤まわり、内もも、股関節の後ろ側を、痛みを増やさない範囲で順に確認しながら動きをつけました。お尻だけを強く押すのではなく、股関節が動く時に骨盤が一緒に引っ張られすぎないことを狙いました。
呼吸では胸だけが大きく上がらないよう、お腹と肋骨がゆっくり広がる感覚を練習しました。座り方は一つの姿勢を禁止するのではなく、片側だけに長く偏らず、左右を入れ替えることを伝えました。
施術後に確認したこと・セルフケア
前屈、脚上げ、股関節の動きを再確認し、最初と比べた感じ方を確かめました。練習再開は一気に負荷を戻さず、走る量や強さを段階的に上げ、痛みが戻る条件を記録するよう共有しました。
まとめ
競技中のお尻の痛みは、痛む場所だけでなく、股関節、骨盤、座り方、練習量を分けて確認することで、再発への不安を整理しやすくなります。
サッカーで走るとお尻が痛む方、いったん落ち着いても練習で戻ることが不安な方は、一度ご相談・ご予約ください。
参考文献
1. Al Attar WSA, Soomro N, Pappas E, Sinclair PJ, Sanders RH. Adding a post-training FIFA 11+ exercise program to the pre-training FIFA 11+ injury prevention program reduces injury rates among male amateur soccer players: a cluster-randomised trial. J Physiother. 2017;63:235–242. PMID: 28939307. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28939307/




