床に座ると腰がつらい・開脚しにくい方へ|股関節と骨盤、呼吸まで確認した施術例
床に座ると腰がつらく、開脚もしにくい
Aさん(仮名)は、床に座った時や長く座った後に左の腰がつらくなり、開脚や前屈もしにくいことが気になってご予約されました。座り続ける場面では腰の違和感が出やすく、体の硬さも以前から感じていたそうです。
まず、腰だけでなく股関節と骨盤の動きを確認
前屈、体をひねる動き、股関節を曲げる・内外へ回す動きを左右で比べました。すると、左の股関節を内側へ回す動きや、骨盤を前へ傾ける動きに小ささが見られました。呼吸の際には胸や肩が先に動きやすく、お腹や肋骨の下側が広がりにくい様子も確認しました。
これは「股関節の硬さが腰痛の原因」と断定するものではありません。腰のつらさには複数の要因が関係するため、その日の症状と動きを一つずつ照らし合わせます。
施術者が行ったこと
最初に、鼻から吸い、ため息のようにゆっくり吐く呼吸を練習しました。そのうえで、お尻の外側、骨盤の周囲、内もも、肩・首まわりを、痛みを確認しながら段階的に施術しました。狙いは、腰だけを強く押すのではなく、座る・前屈する時に一緒に働く股関節や骨盤まわりの動きを出しやすくすることです。
施術後は前屈と脚を上げる動きを再確認し、Aさんからは「引っ張られる感じが少なく、動かしやすい」との感想がありました。これは当日の反応であり、効果には個人差があります。
ご自宅では“深く伸ばす”より骨盤を立てる練習から
開脚は無理に角度を広げず、骨盤を立てて保てる範囲で小さく前後へ動かす方法をお伝えしました。ボールを使う場合も、骨の真上や強い痛みが出る場所は避け、お尻の外側を短時間から試します。
研究では、腰痛のある人に股関節の動きの制限がみられる例がありますが、因果関係までは示されていません。個人差が大きいため、数字だけで判断せず実際の動作を確認することが大切です。
同じようなお悩みはご相談ください
床に座ると腰がつらい、長く座った後に動き出しにくい、開脚や前屈で左右差を感じる方は、一度ご相談・ご予約ください。
ご予約・お問い合わせ:https://www.mutsucareroom.com
参考文献
1. Prather H, et al. Hip and Lumbar Spine Physical Examination Findings in People Presenting With Low Back Pain, With or Without Lower Extremity Pain. J Orthop Sports Phys Ther. 2017;47(3):163-172. PMID: 28158964. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28158964/

