ゴルフ後の腰・肩の痛みが長引く——回転軸と負担の分散を見直した例
予約のきっかけ——プレー後の痛みが次の予定まで残る
Gさん(仮名)は、ゴルフのテイクバックで身体をひねりにくく、腰と肩に痛みを感じていました。肘や手首も気になることがあり、プレー後の痛みが何日も残るため、痛みを我慢して続けるのではなく、身体の使い方を見直したいと予約されました。
ゴルフ中の痛みは、スイングだけでなく、練習量、疲労、回復、過去の痛みなどにも影響されます。「回転軸が悪い」と一言で済ませず、どの局面でどこが痛むか、プレー後にどれほど残るかを分けて確認します。
腰・骨盤・股関節は協調して回ります
プロゴルファー15人の三次元動作解析では、スイング中の腰椎と股関節は連動し、ダウンスイングの前半ではリード側股関節の回旋への寄与が大きいことが示されました。これはプロの動きをそのまままねれば痛みがなくなるという意味ではありません。研究は無症状の動作特性を示したもので、痛みの原因や施術効果は検証していません。
施術前に確認したこと
立った状態で前傾姿勢を取り、テイクバックとフォロースルーを小さく行ってもらいました。足裏の体重位置、股関節の引き込み、骨盤と胸の回るタイミング、背中の丸まり方を確認しました。さらに、肩を上げる・ひねる動き、肘と手首の動きも一つずつ比べました。
実際に行った施術とその狙い
背中と肋骨まわり、お尻、股関節、肩甲骨まわりの緊張を確認し、痛みを強めない範囲で動かしました。その後、足裏で床を押しながら股関節へ体重を移す練習、骨盤と胸を小さく時間差で回す練習、腕を力ませずに動かす練習を行いました。
狙いは「腰をもっと強く回す」ことではなく、腰へ集中していた回旋を股関節や胸まわりへ分散しやすくすることです。施術後は同じ小さなスイングを行い、痛みの位置、回りやすさ、肩と腕の力みを再確認しました。
プレー量も身体の反応に合わせる
施術直後に動きやすくても、すぐに練習量を増やすと翌日に痛みが戻ることがあります。まずは小さな素振りから始め、当日と翌日の反応を見て振り幅や回数を調整します。安静にしても強く痛む、夜間痛が続く、しびれや筋力低下がある場合は医療機関へ相談してください。
このようなお悩みがある方へ
テイクバックで腰や肩が痛い、ゴルフ後の痛みが長引く、肘や手首まで負担が広がる方は、スイングの局面と全身の動きを一緒に確認してみませんか。ご予約はこちらから受け付けています。
参考文献
1. Mun F, et al. Kinematic relationship between rotation of lumbar spine and hip joints during golf swing in professional golfers. Biomed Eng Online. 2015;14:41. PMID: 25971396. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25971396/
2. Tsai YS, et al. The relationship between hip rotation range of movement and low back pain prevalence in amateur golfers. Phys Ther Sport. 2010;11:131–135. PMID: 19897166. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19897166/

