「腰痛の原因は腰じゃない? SFMAとPRIで見抜く“本当の不調”」
- MUTSUYOSHI KOBAYASHI
- 10月15日
- 読了時間: 3分
整体や治療の現場で、こんな声をよく聞きます。「腰が痛いから腰を揉んでほしい」「肩がこるから肩を楽にしてほしい」
もちろん、その部分だけをケアして一時的にスッキリしますし、それ自体大事な時もあります。私がアメリカや日本で学び、現場で多くの選手・お客様をサポートしてきた経験から言えるのは、「本当の原因はもっと別のところにある」 ということです。
アメリカで学んだ「SFMA」
私が現場で重視している評価法のひとつに SFMA(Selective Functional Movement Assessment) があります。アメリカで直接学び、プロ選手のサポートにも活用してきました。
メジャーリーグにいた時にも、スプリングキャンプ中にチーム内で勉強会がありました。
SFMAは、体の動きを「一つひとつチェックリストのように確認し、隠れた問題点を探す評価法」です。
例えば腰痛。
股関節が硬くて腰に負担がかかっている
首や肩の動きが制限されて姿勢が崩れ、腰に影響が出ている
といったように、「痛い場所と原因の場所が一致しない」 ケースを見抜くのが得意です。
MCRでは、このSFMAを一般の方にもわかりやすい形にアレンジし、日常生活やスポーツ動作の改善に活かしています。
呼吸と左右差に注目する「PRI」
もうひとつ大切にしているのが PRI(Postural Restoration Institute) の考え方です。こちらもアメリカ本部の講座を受講し、PRI Japanが定めるルールに沿って学びを深めてきました。
PRIの特徴は、「人間の体は左右非対称であり、呼吸もその影響を強く受けている」 という視点です。
例えば…
長時間のデスクワークで呼吸が浅くなる
片側ばかりに体重をかけるクセが、体のアンバランスを強める
これらが積み重なると、腰痛や肩こりだけでなく、疲労感やパフォーマンス低下にもつながります。
MCRでは、PRIの理論をベースにしながらも、「呼吸のしやすさ」「体の軽さ」を実感しやすいようアレンジしたケアやエクササイズ を取り入れています。
MCRで大切にしていること
SFMAやPRIはいずれも世界基準の評価法です。私自身、アメリカの現場で直接学び、日本でも多くのアスリートや一般の方に実践してきました。
そして今、MCRの中ではそれらを 「皆さんの日常に取り入れやすい形」 に落とし込むことを大切にしています。
専門家だけが理解できる理論ではなく
誰もが体感できる「呼吸の変化」「動きやすさの改善」へ
これがMCRの目指すケアの形です。
さいごに
もし「いろんな治療を受けても、なぜか同じ不調が繰り返される」と感じているなら、動きや呼吸のチェックに新しいヒントが隠れているかもしれません。
アメリカで培った知識と、日本の現場での経験を融合させたMCR流のアプローチ。ぜひ一度、その違いを体験してみてください。
横浜みなとみらいのMCR整体では、治療ケアを受け付けています。
メジャーリーグ、プロ野球で選手をサポート、現役プロ野球選手をサポートしている代表が監修しているメニューで、
皆さんの日々のコンディショニングを行なっていきます。

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